エシカル男子日常

原点をリデザインしていくこと

原点、という言葉が耳に残りました。 エシカルペイフォワードで催した、インド関連のイベント2つ。「インドと仏教の旅のおはなし会」と「インドと刺繍の旅のおはなし会」。 インドに留学されていた瑶光山 最明寺の千田明寛さんのお話し。 仏教のあり方を考え…

不妊から、ワークライフインテグレーションとか家制度打破とか・・

ライフサカス(UMU)のお二人から、不妊のお話しを聞いてきました。 umumedia.jp 不妊治療は身近にも取り組んでいる人がいるし、自分は不妊治療が実って産まれたんだよって知人もいるはず。だけどあまり語られない(語りにくい)ので、関わる人が多い割には認…

鼻血講義で高校生に人事やダイバーシティやノーレイティングを話してきました

人事ってわかる?ときいてポカーンとされ、バイトしてる人は?ときいてシーンとし、知ってる大企業は?ときいて「よ、ヨドバシカメラ・・」と答えられて、完全に組み立てを間違えた(高校一年生は人事なんて知らないよね)、、と悟った前回のキャリア講義。 …

『学習する組織』とエシカル

アクティブ・ブック・ダイアログ(ABD)という読書法を用いた『学習する組織』の読書会を、高校の大先輩であり『ワールド・カフェをやろう』等の著者である大川さんが催されたので、喜び勇んで参加をしてきました。 『学習する組織』を読むのはは5年ぶりだっ…

SOIF 共同代表就任の所信表明

【僕にとってSOIFとは】 SOIFには、第3回から参加し、第4回からメンバーになりました。アイドルグループでいえば、2期生になります。 僕にとってのSOIFとは、ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」です。 自分では知ることができなかった様々…

38歳のメンバー募集

8月になると誕生日が過ぎる。 不思議なもので、性別を選べる時代になっても誕生日は変えられないらしい。ただこれも時間の問題で、そのうち誕生日も自ら決められる日がくるのだろう。その時は生死も選択制になるのだろうか。 閑話休題、8月に38歳になった。 …

夢抱く粗忽娘、下里夢美/ソーシャルドリームコンテスト応援

2013年の初夏、渋谷西武の2階アクセサリー売り場で珍獣と会った。 下里夢美というその珍獣と僕は、EDAYAとR ethicalさんのアクセサリー販売の売り子として一緒のシフトに入っていた。僕も彼女も販売に不慣れで、通りかかるお客さんにおっかなびっくりしなが…

「紅い木のうた」Eri Liao Trio

台湾原住民タイヤル族出身で東大からコロンビア大学院に行き中退して帰国後ジャズシンガーとして活動中という、僕の同級生らしい謎キャリアのEri Liao(エリ リャオ)。 ついに、彼女のトリオのCD「紅い木のうた」(https://eriliao.jimdo.com/cd/)が発売さ…

Chérie COCO 川口莉穂さんとの対談イベントを終えて(後編:川口莉穂さんのこと)

承前 tetsuji178.hatenablog.com というわけで、川口莉穂さんのこと。 自分の振り返りとして、今回の対談イベントはぎりぎり平均点だった。それは僕が病み上がりで頭が冴えていなかったからではなく、川口さんの面白みを伝えるのは1時間という時間では難しか…

Chérie COCO 川口莉穂さんとの対談イベントを終えて(前編:対談という形式について)

昨日、アフリカ・ベナンの浴衣・小物ブランド「Chérie COCO(シェリーココ)」代表の川口莉穂さんと対談イベントを行ったのだけど、終わってからじわじわと「川口さんという方は面白いなぁ・・」という思いが強まってきたので、感想メモを書いてみる。 まず、…

ホモ デウス(Homo Deus)はTechの夢をみるか? Ethicの夢をみるか?

『サピエンス全史』で話題のユヴァル・ノア・ハラリ教授の新刊『ホモデウス(Homo Deus)』のDVDを見て、これからはTechとEthicの距離がずーっと縮まっていくんだろうなと思った。 新刊をテーマにした講演を収録したもので、『ホモデウス』のエッセンスが1時間…

はぐくみあうこと

Facebookの「過去のこの日」によれば4年前、2013年6月22日は「食文化シリーズ第2弾!~マレーシア料理から学ぶ「ハラル食」~」というイベントを開催していた。 管理栄養士のみんなと各国の料理を食べながらその文化に詳しい人の話しを聞くという、連続もの…

寄り添うこと:SOIF

人びとが見落としていたり、手を伸ばせないでいる「もの」「こと」を、社会のフロンティアと呼ぶのだろう。そんなフロンティアで創意工夫を凝らす人を、ソーシャルイノベーターと呼ぶのだろう。 ソーシャルイノベーターと知り合い、活動に触れるイベントが、…

プレミアムフライデープロボノはいかが?

今週金曜日はまたプレミアムフライデーだそうで、そろそろ定着しつつあるのかな、先細らないで広がっていくといいな、とは思う。 ただプレミアムフライデーについて少し違和感があって、それは消費(買って費やすただの消費)にばかり結び付けられている気が…

縁結びの国のエシカル

縁もゆかりもない土地で、縁もゆかりもない人たちと、縁もゆかりもない国で作られた服を着る。島根でのエシカルファッションショーを、そんな風にいうこともできるだろう。 正直なところ、僕自身ずっと腑に落ちないことがあった。なぜ島根なのか。僕たちがわ…

島根での「エシカルファッションショー ~水の国ランウェイ~」まであと数日!

島根でエシカルファッションショーをやりたい、と柚木理雄さんから話されたのが昨年の秋。え~っと思って、だって島根だし、ファッションショーって楽しいけど大変だし、正直あまり乗り気ではありませんでした。 仮にやるなら、企画力実行力があってエシカル…

ラナ・プラザの後でファッションを語らないのは野蛮か

GWに島根県でエシカルファッションショーをやることとなり、コレクションの動画などをよく見ている。思うのは、ファッションと文学は似ているな、、ということ。 アダムとイブが手にしたイチジクの葉以来、人は服をまとい続けている。地域や時代による違いは…

人権費。『ザ・トゥルー・コスト』を再見して。

To2Bagのイベントで久しぶりに『ザ・トゥルー・コスト』を観て、ふと思ったこと。 一つは、分断が取り沙汰される現時点からは、映画の見方も変わってくるかということ。グローバル化が進み、世界がつながりあう中での経世済民の歪みに映画は迫るが、分断によ…

祝Little Japan創業!この人を見よ、柚木理雄氏

Little Japanを創業した柚木理雄さんへの独立祝いに、NMB48『ドリアン少年』をプレゼント。 柚木さんに「お祝いに欲しくないもの何?」ときいたら「ドリアン」と答えたので、ご希望にお応えしました。「地域と世界をつなぐゲストハウス」というLittle Japan…

僕がうま煮を食べるとき、いつも思い出す彼女のこと ~『0円キッチン』クラウドファンディング応援~

motion-gallery.net 彼女は2度だけ僕を叱った。1度目は、給食にうま煮が出たときだった。 うま煮。小学生の僕には新鮮だった。うま煮って何?旨いの?馬なの?と、給食のメニューを見ながらふざけていたら、出てきたのは切りくずのような野菜とよくわからな…

なりたい自分から自由になること

「自由に生きる」というタイトルで、大学生に話しをするのだけど、僕は自由に生きているのか、自由に生きているように見えるのか、考えてしまう。 副題は、「~なりたい自分ってなんだろう~」。 https://www.facebook.com/events/208687552906511/ 僕が自由…

映画『ゲイビー・ベイビー』から思う、マイノリティ性を引き受けた人の美しさ。

感動して、一人で観ていたなら泣いてしまっただろう映画『ゲイビー・ベイビー』。 人はみな、マイノリティ性を負っている。それぞれの困難に直面したとき、引き受けて、前を向く姿が、人の美しさだと思う。 同性カップルを親に持つ子供「ゲイビー」たちの日…

【フツーの女の子がエシカルビジネスを立ち上げるまで】

エシカルペイフォワード代表の 沼田 桜子さんが11月16日にオルタナSの自主ゼミに登壇します。 alternas.jp 演題は「エシカルビジネスの立ち上げ方」。昨年からエシカルファッション事業をはじめたいと構想を練り、今年4月にスタートして半年。走りつづけてき…

学生よ、行動するな。映画『ポバティー・インク』から思う、その2.

映画『ポバティー・インク』を見て、「魚を与えるんじゃなく、魚の釣り方を教えるんです」と今更ドヤ顔で言われると腹が立つ、しょせんそれは「Why、How、What」のHowを伝えているに過ぎない。Whyを育てる試みをせねば、という文章を書いた。 tetsuji178.hat…

メコンブルーとシュポール/シュルファス

昔つきあった女の子は、テキスタイルを学ぶ美大生だった。 つきあいはじめの頃、東京都現代美術館でひらかれた『シュポール/シュルファス展』(正式名『ポンピドゥー・コレクションによるシュポール/シュルファスの時代 : ニース〜パリ 絵画の革命 1966〜197…

丁寧な人、エシカルペイフォワード沼田桜子さん

丁寧について考える。 丁寧とは、小さなことでも一つ一つゆるがせにしないことかと思う。表面的な礼儀ではなく、他者や自分についても、物についても、行いについても、自然環境についても、それぞれを敬うように思いやることではないかと思う。 それは、エ…

全員がマイノリティというダイバーシティ:「EDAYAの魅力のひみつ」について

edaya-arts.blogspot.jp EDAYAのインターンとしてフィリピンに行っていた石川さんが感じた「EDAYAの魅力のひみつ」。正鵠を射ていて、よく見てきてくれたなぁと嬉しい。(ありがとう!) あえて、,僕たちは(少なくとも僕は)もう一歩先を見たいんだという点…

『買われた』子を包摂できる職場づくりを。「私たちは『買われた』展」

「私たちは『買われた』展」を見てきた。 仁藤さん、稲葉さん(Colaboの稲葉さん)のがんばりに頭が下がりつつ展示を見ていて感じたのは、「自分たちのことを知ってほしい」という声の切実さ。 「売春」を経験した子たちの、生い立ちや暮らしぶりや、そこへ…

戦争への皮肉:Re Fashion Asia- by Rebirth×EDAYA

その銃弾は人を殺さず、子供たちが想う友人の笑顔を伝え、古くより人々が心を寄せて描いてきた文化の文様を刻む。 それは、戦争に対する最大の皮肉だと思う。 憎しみと恐怖によって用いられ、生命を奪い、社会を毀すことを企図して銃弾を作った者たちは、そ…

映画『ポバティー・インク』から思う「Why→How→What」のエンパワーメント

「魚を与えるんじゃなく、魚の釣り方を教えるんです」とドヤ顔で言われると腹が立つ。 第一、だいぶ手垢のついた表現だ。ドヤ顔で言うならそんなベタな骨董表現ではなく、もっと括目に値することを言ってほしい。 そして、いわゆる「Why、How、What」のHowま…