2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

徒然妄念:ハロウィンと、「ええじゃないか」と、ドン・キホーテと。

徒然に。。 昨年はハロウィンについて、こんなことを考えていた。 『ハロウィンであれだけ仮装した人が街へ出たことについて。 社会への閉塞感とそれを解決しようにもできないという諦念と逃避の表れとして、死に瀕したもの達の姿に擬態して集団化した「ええ…

耽典籍:戯言だが、女性活躍推進策で風俗と福祉の連携強化を図ればどうか。『女子大生風俗嬢』中村淳彦(朝日新書)

元・女子大生風俗嬢は、何人か知り合いにいる。現・女子大生風俗嬢は、誰かいたっけか。女子大生キャバクラ嬢は現&元ともに知人にいる。 『女子大生風俗嬢』中村淳彦(朝日新書)。 女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル (朝日新書) 作者: 中村淳彦 …

廉恥とエシカル

廉恥は、これからのビジネスに、暮らしに、社会に、ますます必須の意識ではないかと思う。 エコやフェアトレード、エシカルなども、廉恥の思考といえよう。 「私」と「世界」はつながっているので、我利我利で大地を汚すことを恥じる。自室をゴミだらけにす…

耽典籍:「女性活躍推進」は「女性の貧困」をどう語るか。『下層化する女性たち 労働と家庭からの排除と貧困』小杉礼子・宮本みち子等(勁草書房)

ノーベル文学賞が発表される頃になると、自選「今年読んだ本ランキング」の整理が始まる。結構な冊数を読んでいるし、友人の本もあるので順位付けは迷うが、1位は意外とスコンと決まる。今年はこの本が1位。 「女性活躍推進」は、「女性の貧困化」にアプロー…

国際ガールズデーに。

10月11日は国際ガールズデーだった。 一昨年、昨年と、具体的なアクションに参加をしていたのだけど、今年は特に何もなく過ごしてしまった・・。 が、まあ日々の活動が国際ガールズデーの目指すものにつながっているので、まぁいいかな、なんて。 hiramelonp…

耽典籍:育休世代マッチョ系女子を人的資源として活用できるのはどこか。『「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?』中野円佳(光文社新書)

Warisの田中美和さんが主催陣となり、中野円佳さんがご講演・モデレータなら行かないと、と「独立して見つけた私らしいベストバランス」というイベントを聞いてきました。 中野さんの、『「育休世代」のジレンマ』刊行から役1年、さらに進んだ考察をうかがえ…

耽典籍:下の句はいらない。『幕末維新の漢詩』林田慎之助(筑摩選書)

EDAYAの山下さんが高杉晋作の小説を読んだそうで、辞世の句に感銘を受けていたが、あの野村望東尼がくっつけた下の句は蛇足の最たるものだと思うのだ。 時代の枠を外し、混沌を生む革命家であった高杉晋作の辞世は、宙ぶらりんに人を投げ出す。下の句はその…

耽典籍:「働かない」女性を管理職に。『輝く女性のための女性活躍推進ハンドブック』清水レナさん(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

輝く会社のための 女性活躍推進ハンドブック 作者: 清水レナ 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2015/06/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 「女性活躍」という言葉からは、人により思い描く…

「農」に拠らない「食」のエシカル。世界食糧デーに。

ある時ふと、「食」に興味はないな、と思った。 管理栄養士の団体と「食文化シリーズ」として、各国の料理を食べながらその国で活動する人の話を聞くイベントを続けたりしていたので、実は自分はあんまり「食」に興味がない、と気づいたときには我ながら驚い…

耽典籍:「送り直しの物語」。『私の人生の春の日』

カム・ウソン(韓国のおっさん俳優)が出ているドラマ『恋愛時代』が好き。 『恋愛時代』は自殺した野沢尚の小説で、先ごろ日本でもドラマ化されたが、韓国版のほうがずっとよかった。原作よりもよかった。いろいろなものと折り合いをつけながらも、大切なも…

2030、私たちはどう「働かない」か

【2030、私たちはどう「働かない」か】 「働かない」を見直すことは、新しい「働き方」や「生き方」を考えること。 そんな想いから開催した、【2030、私たちはどう「働かない」か】。 新しい「働かない」とは?という答えのない問いに、みなさんと一緒に取り…

耽典籍:生態系のため鹿を撃つ、文化のため少数民族に腰ミノを強いる。『けもの道の歩き方 猟師が見つける日本の自然』千松信也(リトルモア)

長野県は佐久平でうかがった鹿の害の話しが示唆深く、ずっと考えている。 鹿害は、鹿が増えて若芽を食べてしまい樹木が根付かず土砂崩れのもとになったり、畑に侵入して作物を食べつくしたり、というものらしい。オオカミがいなくなった、住家や道路が近くな…