ひらめ(平井萌)論序説 その1今劉邦?(諧謔人物評)

<メロンパンフェスティバル クラウドファンディング挑戦中!>

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ひらめという名称は、平井萌(ひらいめぐみ)という名前を短縮したものと思われているが、さにあらず。

魚のヒラメを思い起こせば、ぺったりと海底にへばりついて半身しかない姿が浮かぶ。そう、片側がない。きっと脳みそも、半分ない。たぶん左脳がないんじゃないかな。

ひらめは、右脳しかないような人物であり、そういった意味で平井萌はひらめと呼ばれているのではないか、と思う。

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とにかく、ビジョナリー。いい意味でも悪い意味でも。

 

僕はEDAYAの山下彩香という、はやりビジョナリー型の人物にも近侍しているが、山下さんが左右の脳のバランスの取れた巡りの良い人であるに比して、ひらめは論理も分析も戦略もなく直観的で、ひたすらに右脳の人というしかない。

本人はときたまに、「ひらめがひらめいた」とか言っているが、「いや、お前さんはひらめきしかないだろう・・」と突っ込みたくなる。積み上げ型の継続的思考というのがあるとは、ちょっと思えない、、というと不満げな顔をするだろうか。。。

 

そんな右脳人間のひらめきから生まれたのが、メロンパンでコンゴを救うと題した「メロンパンフェスティバル」である。

このプロジェクトのユニークさと、逆ギレ的な策にしては核心をついた先進性については、別述とする。

 

メロンパンフェスティバルは昨年8月と今年5月、さらに昨年10月の世田谷パン祭りと計3回の実施がある。僕は3度ともに参加した者としてこのメロンパンフェスティバルの特筆すべき点をいくつか感じるが、その最たるものがステークホルダーの多さと、ボーダーレスさである。

 

全国の20を超えるパン屋さんが加わり、会場協力や商品協賛があり、メディアがあり、英治出版さんも一角を占め、ひらめの二次的拠点(?)銚子の協力もある。

そしてスタッフは高校生から大学生、社会人が入り混じる。お客さんは700名を超え、年齢も性別も国籍も多様を極める。

 

もうとにかく、関係者が沢山で幅広い。

これだけの多様なマルチステークホルダーを動かしえる、しかも学生の身で、というのは例が少ないと思う。ひらめはそこまでのリーダーか?

 

そのことが不思議だった。

ひらめはビジョナリーだが、雄弁とはほど多い。どころか場合により何を伝えたいのかわからない(手をグルグル回すばかりなり・・)ので、弁舌をもって人を動かすことはできそうにない。実務家としては、バイトはクビになるは月1で定期を落とすは常に道に迷うは・・という体たらくなので交渉調整能力もない(もっともこの点は、牧野嬢という卓越した実務家がおり、補って余りあるが)。

なのに、何故多くの関係者を巻き込み、大掛かりな企画を打てるのか。

 

歴史を振り返って、実務家としての能力はないが多勢を動かしえたリーダーの最大は、漢の高祖・劉邦である。

韓信との論にある「将の将たる器」というやつである。

ひらめを見ていると、その劉邦を連想する。彼女を部下としてほしいとは全く思わないが、ビジョナリーなリーダーとしてなら、戴いてもいいかな、と思う。

リーダーしかできない人材というのも、たまにはいるのだな、と知った。

 

このような人物としての運命を背負ったひらめは、生きていくのは大変だろうな、、と思う。もし、死後に生まれ変わる機会に恵まれて、ひらめか、イカ(白い矢みたいな足が沢山のイカ)のどちらかに生まれ変わる権利が与えられたら、迷いつつイカを選ぶかもしれない。。

 

そう考えると、ひらめをアルバイトとして雇った英治出版さんの剛毅というか人材的投機はすごいものだ、、、と思う。

 

いずれにせよ、そのような人物がひらめきで放つクラウドファンディングと7月29日のイベントがどうなるのか、巻きこまれつつ楽しみたい。どうなることやら。。

 

メロンパンフェスティバル2015後夜祭 | Facebook

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