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耽典籍: アメリカの信仰の歴史と、どでかいファンドレイジング集会と、ポジティブ病と。『反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体』森本あんり(新潮選書)

アメリカのNPO等での寄付金集め集会が、どうしてあんなに盛大なパーティーになるのか不思議だったけど、その経緯みたいなものがわかった気がする。


反知性主義」という、日本でも取沙汰されている現象についての本だけど、ほとんどアメリカの宗教・信仰と教養と地域・社会の歴史について書かれている。

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反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体』 森本あんり (新潮選書)。

アメリカ史としては面白かった、けどなんだか反知性主義についてはピンと来なかった。のは、キリスト教プロテスタントという文脈の上に僕がいないからだろうか・・。

(ぶっちゃけ、こういう題にすりゃ売れるって編集者にいわれたんじゃないの。反知性主義の本というより、アメリカ史の本だよこれ。)


とにかく、リバイバル(信仰復興)という大きなうねりがあって人々を突き動かし、その中で伝道や信仰告白が行われるという習慣が、TVで見るようなアメリカ的大集会の礎になっているんだなぁという、、ことが知れるのはいいと思う。

あと、反知性主義的として紹介される伝道者が明るく楽しげポジティブそうなのは昔からなのだなと。それが今日のポジティブ病につながっている、という指摘は軽くある。

増えてるもんなぁ、なんかナチュラルな雰囲気で明るく楽しげポジティブそうな様子を写真で撮って(あれ、誰が撮影してるんだろうね)SNSとかに上げて、「今日も感謝の声をもらった、人生素晴らしい!」とか言ってる自称コンサルタントとか、コーチとか・・・・。