安藤昭太さん(株式会社カルミナ)が拓く、IT×社会事業の可能性と、受け取る手について。

熱い想いを持っていても、届ける手を伸ばせなければ意味がない。届ける手を伸ばしても、受け取る手が伸ばされなければ意味がない。

 

当たり前のことだけど、忘れてしまう。ソーシャルセクターにいると特に。

 

何より大事なのは受け取る手のこと。社会、すなわち時間的空間的につながる隣人が、手を伸ばして受け取りたいと思うか、伸ばしやすいか、受け取りやすいかを、真摯に試行錯誤する必要がある。

 

これが実に難しい。多くのソーシャルアクションでは、ついつい熱い想いにまかせて乱暴に手を突き出してしまう。突き出された方は面喰って、受け取る手を伸ばすことなど、できようもない。

 

受け取る手にだって、都合はあるのだ。その都合をスタート地点にできなければ、ソーシャルアクションは実を結ばないと、自戒する。

 

手を伸ばして受け取りたいと思われるかは、ビジネスのデザイン等々の問題だろうけど、伸ばしやすいか、受け取りやすいかは、ITで何とかなることも多いんじゃないかな。

 

安藤昭太さんの活動を見ていて、そんなことを思った。

 

安藤さんは、ITでソーシャルセクターの団体を支援する仕事をいろいろとやっていて、数多くのNPOのWebだの何だのを作ったりしている(らしい、ちょっと曖昧だけど)。

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NPOが、社会に向けて何かを発信しようとするとき、それがきちんと届くようにITの専門家として助けてくれる人、というのは、いそうでいなかった人だし、これからますます大事になってくる人だと思う。

 

NPOならではの理屈を汲んで、きちんとビジネスに落とし込んで、IT技術で形にする、というノウハウは、溜まっていけばスゴいんじゃないだろうか。

 

そういうニーズというか、価値の出し方を見つけ出して社会に提案してる安藤さんは偉いなあ。。。

 

安藤さんとは、プロボノ仲間としてイベントを一緒に開催したりしていたが、昨夏いきなり(?)NPO法人Make it Betterを立ち上げて、驚いていたら今度は株式会社カルミナを立ち上げて、社長になってしまった!!!

 

もう、驚きましたよ。

 

しかも、子供まで産んじゃった(安藤さんが産んだんじゃなくて、奥さんがだけど。。)。

 

IT×社会事業という切り口で勢いに乗る、という表現が当てはまる安藤さん(と、株式会社カルミナ)が、今年どこまで行くのか、とても楽しみです。というか、一緒に道を拓いていきたい。

 

とりあえず、直近でいくつかセミナーをやるので、宣伝。

 

1月25日(月)はこちら。『2016年こそ、もっとITサービス・ツールの活用を! 2015年までのITトレンドから見た2016年にNPOが活用すべきITとは』。日本財団CANPANさんのところのセミナーですね(題名ちょっと硬くない?)。僕はたぶん行きます。安藤さんの団扇とペンライトも持って(嘘)。

canpan20160125.peatix.com

 

で、翌1月26日(火)はこちら。『2016年から始める!何も知らないあなたが社会貢献ボランティアにハマって1年後大活躍するための10の方法』 。僕にもひとこと言わせろ!という感じのタイトルなので乱入したいけど、、予定が合わない。。 NPOとかにちょこっと興味あるけど・・・くらいの人はぜひ。

spike.cc

 

 そんな感じで、実は今日1月19日は安藤さんのお誕生日だということで、お祝いの気持ちを書いてみました。今年も、一緒にがんばりましょうね。お誕生日おめでとうございます。