2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争への皮肉:Re Fashion Asia- by Rebirth×EDAYA

その銃弾は人を殺さず、子供たちが想う友人の笑顔を伝え、古くより人々が心を寄せて描いてきた文化の文様を刻む。 それは、戦争に対する最大の皮肉だと思う。 憎しみと恐怖によって用いられ、生命を奪い、社会を毀すことを企図して銃弾を作った者たちは、そ…

映画『ポバティー・インク』から思う「Why→How→What」のエンパワーメント

「魚を与えるんじゃなく、魚の釣り方を教えるんです」とドヤ顔で言われると腹が立つ。 第一、だいぶ手垢のついた表現だ。ドヤ顔で言うならそんなベタな骨董表現ではなく、もっと括目に値することを言ってほしい。 そして、いわゆる「Why、How、What」のHowま…

耽典籍:女、黒人、踊り子・・、詩というウィルスの現代日本への感染症状。『鏡のなかのボードレール』くぼたのぞみ(共和国)

美しく、深く織りなす本を読んだ。 『鏡のなかのボードレール』くぼたのぞみ(共和国)。 鏡のなかのボードレール (境界の文学) 作者: くぼたのぞみ 出版社/メーカー: 共和国 発売日: 2016/06/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 言葉は…

映画「月光」で思いおこす当事者性について

しあわせなみださんの「月光」鑑賞会に参加してから、感想めいたものをまとめようと思いつつ半月がたち、東京での上映は今週末までとなってしまった。 何かがひっかかって、所感がまとまらない。 良い映画でした。扱うテーマを鑑みて語弊があるかもしれない…