2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

10月の登壇&イベント:EDAYAの販売から、新しい「働かない」や女性活躍促進、メロンパンまで・・・。

10月は結構な数の登壇やイベントがあります。 本業である人事・HRの、いわゆる一枚目の名刺での登壇もあり、レアです。そしてEDAYAでも、大きなイベントを予定しています。「『エシカル男子の会』をつくる会」としての、ワークスタイルのイベントも、メロン…

耽典籍:生まれ変わるなら何がいい?『輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』竹倉史人(講談社現代新書)

中学校に入学したとき、剣道部に入部したかった。電話で祖母に話すと、「剣道は危ないからダメ」と言われた。命にかかわるから、絶対ダメと。 剣道部に入部し損ねた僕は、友人の誘いでワンダーフォーゲル部に入った。登山をする部活で、冬山にも登る。遭難も…

耽典籍:過去・未来の認識から、綱吉評価、切腹自殺まで、ソマリランドと室町の比較文化。『世界の辺境とハードボイルド室町時代』高野秀行・清水克行(集英社インターナショナル)

まず題名がスゴい。 現在ソマリランド・辺境と、中世室町・江戸の日本の共通項から、なにかを浮かび上がらせる瞠目に値する一冊。 『世界の辺境とハードボイルド室町時代』高野秀行・清水克行(集英社インターナショナル)。 世界の辺境とハードボイルド室町…

耽典籍:性→家族制度→国家体制→思想信条という構造なら、セックスは国家を転覆するか。『服従』ミシェル・ウエルベック(河出書房新社)

ミシェル・ウエルベックは『素粒子』しか読んでない。そして本書の通奏低音となっているユイスマンスは、『さかしま』すら読んだことない。キーとなる『O嬢の物語』は読んだことがあるが、古臭い官能小説だと思った。 フランスにイスラム政権が誕生するスト…

耽典籍:無縁・公界・Identityからエチカのスピノザまで、侮れない本。『ありのままの私』安冨歩(ぴあ)

『ありのままの私』安冨歩(ぴあ)。 ありのままの私 作者: 安冨歩 出版社/メーカー: ぴあ 発売日: 2015/07/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る いくつかのインタビュー記事を読んで、ちゃんと著書も読みたくなった。「男装をやめた東大教授」…

耽典籍:彫師の技術が生産の鍵を握る、浮世絵という製品について。『春画入門』車浮代(文春新書)

永青文庫で「春画展」が行われるのに合わせて出版された本ながら、なかなか内容がいい。春画というより、浮世絵がどういう仕組みで作られて流通されていたかや、絵師の特徴について紹介されている。 『春画入門』車浮代(文春新書)。 books.bunshun.jp 版元…

耽典籍:機械人間とAIが作る組織の可能性?『nature 科学 真相の知』竹内薫監修(実業之日本社)

せめて22世紀のことを考えないと、仕事をしていることにはならない。 テレポート、不死、AI、星間交流と、多くのことが当たり前になる中で、人と社会のかかわり方はどう変化していくのだろう。 『nature 科学 真相の知』竹内薫監修(実業之日本社)。 nature…

耽典籍:モスラの小さな歌声に耳を傾けぬまま、ゴジラを美化し咆哮を代弁することは。 『忘れられた島々 「南洋群島」の現代史』井上亮(平凡社新書

ゴジラが太平洋戦争で南洋に没した日本兵の亡霊なのだとしたら、モスラは戦争の舞台として踏みにじられた南洋群島の人々の霊なのだろうか。 「ビキニ事件で日本人の被害にしか目を向けないなら、同胞の玉砕・集団自決だけで戦争の悲惨さを語り、島民の犠牲を…

耽典籍:レイチェル・カーソンとエシカル。 『レイチェル・カーソンはこう考えた』多田満(ちくまプリマー新書)

エシカルとかソーシャルデザインとかに関わっていると、読んでて然るべきでしょうと思われるレイチェル・カーソンなんだけど、不勉強ながら『沈黙の春』すら読んでいない・・。ので、アンチョコ代わりに。 『レイチェル・カーソンはこう考えた』多田満(ちく…

茨城の地名の、潮来とか水海道とかはまんま災害だろうと・・。あと稲葉村の水害が心配。

joso.vc 茨城は産まれただけの地、と言ってはいるが、本家も墓もあるし、祖父母と遊んだ野山もあるし、郷土愛はある。東日本大震災の被災はあったが、人が暮らしやすい土地だと思う。ものの、水郷と言われ水害はある。水海道とか潮来とか、地名がそのまんま…

耽典籍:東大女子の章はなくてちょっと残念。『早稲女、女、男』柚木麻子(祥伝社文庫)

2012年に単行本が出たとき、ちょうど早稲女から、早稲女が早稲女として見られることのあれこれについての話を聞かされたので、ネタに買おうかな、、と思ったがパスしていた。 文庫本になったので購入。 『早稲女、女、男』柚木麻子(祥伝社文庫)。 早稲女、…

耽典籍:好きな画家が生命の残滓で描いた一枚は面白くなかった。『「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか』中野京子(NHK出版新書)

魂を削らぬものに価値はない、ような気がしていて。 言い換えれば、生命と引き換えのものこそ美しいと思う。芸術でも、仕事でも、人生でも。 しかしこれは、僕が魂や生命を有限のものと捉えている証左だろうか。無限であれば削れないはずだ。 魂や生命を有限…

徒然妄念:「世界自殺予防デー」に。

9月10日は「世界自殺予防デー」(WHO)で、9月10日~16日は「自殺予防週間」とのこと。 ということで、NHK「首都圏ネットワーク」(18時10分~19時)にNPO法人OVAの伊藤次郎さんがVTR出演するかも、だそうです。 r-lib.com 残念ながら時間的に見られな…

耽典籍:「この本は、こんなにも前に今の社会を言い表していたね」と、いつ言うことになるのだろうか。『出現する未来から導く』オットー・シャーマー(英治出版)

この夏の大著。 『U理論』のオットー・シャーマーの待望の新刊で、先行発売当日に買いに走り読みふけった。が、何となく間をおいて今感想。 出現する未来から導く――U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する 作者: C オットーシャーマー,カトリンカウフ…

コオロギ問題、難民、アニマルウェルフェア。多様性のある社会。

事件が起こったのは2日前の深夜のことである。 秋といえば、スズムシ、マツムシなど虫の鳴き声が心地よい。が、寝ていて耳元でやたら大きな鳴き声が聞こえる。目蓋をあけると、枕脇に何かいた。。 こういう時は、Gかと思う。が、鳴き声と形状から我が部屋に…