寄り添うこと:SOIF

人びとが見落としていたり、手を伸ばせないでいる「もの」「こと」を、社会のフロンティアと呼ぶのだろう。そんなフロンティアで創意工夫を凝らす人を、ソーシャルイノベーターと呼ぶのだろう。


ソーシャルイノベーターと知り合い、活動に触れるイベントが、SOIF。

 

今回もまた多様な団体にお越しいただいた。

 

障がいがあろうと楽しめるユニバーサル映画館、精神障がいや路上生活の人たちと都心で作る居場所、不妊への理解と支えあい、紛争やテロと素顔の若者たち。

 

いずれも、見落とされたり手を伸ばされなかったりするフロンティアで、その最前線におられる皆さん。

 

テーマを設けず、別々の領域で活動する団体にご登壇いただいているのだけれど、今回もまたずいぶんバラバラだなぁと(自分たちでセレクトしたくせに)思っていた。

 

・・・ら、思っていた以上にバラバラだった。

 

それもそのはず、フロンティアでの活動は他に類似のないものなので、バラバラであるということは皆さんがまさに先端で牽引しているという証拠なのだ。

 

でも、なにか通じるものはあるはずで、今回それは「寄り添うこと」なのかなと感じた。

 

障がいをお持ちの方に寄り添い映画を見る、路上の人と寄り添い暮らしを思う、不妊という個人で抱えがちなことに寄り添いともに悩む、ソマリアのギャングと寄り添い同じ若者じゃないかと語る。

 

この「寄り添うこと」をそれぞれのフロンティアでバラバラに実践し続けている方たちにお越しいただいたと、そう思う。

 

「寄り添うこと」。同じ人として、仲間として寄り添うことは、絶対に大事。

 

SOIFのいいところは、自分が興味があること以外にも、こんな取り組みがあるんだ、こんな人がいるんだと知り、目を向けて手を伸ばせること。

 

今回も、紛争地の立て直しや障がいを持つ人の暮らしや教育や、、さまざまなポイントが刺さった人たちがご来場くださった。もちろんご自身が興味あるところの話しを聞いて、動き出してくれればいいなと思うけど、紛争の話しを聞きにきたけど不妊の話しで目鱗とか、そういう機会になっていたらいいな、と思う。

 

次回12月も面白い団体をお呼びしたいなと、やる気に満ちました。

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