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丁寧な人、エシカルペイフォワード沼田桜子さん

丁寧について考える。

 

丁寧とは、小さなことでも一つ一つゆるがせにしないことかと思う。表面的な礼儀ではなく、他者や自分についても、物についても、行いについても、自然環境についても、それぞれを敬うように思いやることではないかと思う。

 

それは、エシカルという考え方につながる。

 

選ぶ商品について、人との関わりについて、暮らしについて、小さなことでも一つ一つゆるがせにせず、思いやる。もの・ことが、どこの誰の手から届いたか、それをいかに善く活かせるか、どこの誰の手に受け取られていくのか、時間的・空間的つながりに思いを致す丁寧さは、まさにエシカルといえるんじゃないかな。

 

先日、いくつかのエシカルブランドの新商品を見て、「ああ、丁寧な品だなぁ・・」と感じてから、そんなことを考えていた。日本語が分かる人なら誰もが知る丁寧という言葉について、生まれて初めて丁寧に考えてみた時間だった。

 

では「丁寧な人」というと誰かな・・と考えたとき、浮かんだのはエシカルペイフォワードの女将(?)である沼田桜子さん。

 

 そもそも、エシカルペイフォワードのコンセプトは沼田さんの丁寧さが凝縮されたものといっていい。人や自然や地域にとってやさしい、丁寧なものであるエシカル商品を集めること。さらにそれを、相手を思いやって選び買う、渡すときを考える、贈る、という丁寧な行いを生むギフトという切り口にすること。そんな企画を考え運営している沼田さんの丁寧指数は大したものだと思う。

 

彼女の本業は、「食」にかかわるお仕事である。「食」は言うまでもなく、誰もが日々接し続ける小さな、しかし時間的・空間的には大きなつながりを生むもの・こと。そんな仕事をもつあたりも、「丁寧な人」らしい。

 

何といっても、沼田さんは人への接し方が丁寧だ。僕なぞが垂れ流すつまらぬ雑言も、ちゃんと聞こうとしてくれる。そして、エシカルペイフォワードに関わる他のみんなやブランドの皆さん、お客さんに対しても、小さなことに感謝したり、感銘をうけたり、驚いたり、思いやったりしている。なかなか出来ることじゃない。

 

沼田さんがどうして「丁寧な人」になったのか、丁寧じゃない僕はけっこう不思議だったりするのだが、そんな来歴はいつか聞いてみたいものです。

 

「丁寧な人」の弱点は、おそらく自縄自縛になることではないか。慌ただしさや何やで丁寧ではいられないことが続くと、そのことがストレスになるんじゃないか。丁寧じゃない人には計れない、長所が自分を縛るストレス。

 

下手するとそんなストレスとも丁寧に付き合おうとしかねないので、ユーモアを身にまとって適当にやり過ごせばいいんじゃないかなと、僕は勝手ながら思っている。

 

ちなみに先日、沼田さんは誕生日を迎えた。何か年齢にちなんだプレゼントを贈りたいなと思って考えて考えて・・、僕は「肉味噌」を献上しました。「2930」だからね。(ハラスメントじゃなくてユーモアだから・・)

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「丁寧な人」沼田さんが女将として引っ張るエシカルペイフォワードも、秋冬に向けて商品も入れ替え、お店のレイアウトも変えて、ECも見やすくしてお客さんがより丁寧に商品を選べる工夫を続けています。僕は露店販売担当だけど、これからギフトシーズンも迎えるし、がんばって多くのひとに丁寧さを届けたいものです。