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耽典籍:機械人間とAIが作る組織の可能性?『nature 科学 真相の知』竹内薫監修(実業之日本社)

せめて22世紀のことを考えないと、仕事をしていることにはならない。

テレポート、不死、AI、星間交流と、多くのことが当たり前になる中で、人と社会のかかわり方はどう変化していくのだろう。

 

『nature 科学 真相の知』竹内薫監修(実業之日本社)。

natureの連絡のセレクション集。物理数学、物理化学、工学、ロボットなどの領域を集めた巻。

 

正直、8割5分くらいは何が書いてあるか分からない。。でもざぁっと読んでいくと大枠くらいは掴めて、科学が次の世紀に何を準備しようとしているのか、わかる気がする。

なるほどと思ったのは、量子テレポートと、3Dホログラフと、水素自動車の話。量子テレポートって日本のチームが作ってるんですね。

「腕型ロボットを脳で制御する」という話は、アンドロイドというか機械化人間への道みたいで、なんか感動した。

 

機械化人間が増えて人が不死になり、AIと暮らす社会が訪れた時代に、人って働く必要があるのだろうか。子を産み、育てる必要があるのだろうか。他者と交わり組織を作る必要があるのだろうか。

 

そしてもし、未来にそんな世界待ち受けていたとして、言葉は今と同じくバラバラなのだろうか。バベルの塔のことをいつも考えているが、もし人類がバベルの塔を再び建設できるようになったとして、言葉はまた単一にはならないのではないか。

 

科学の難しい話ばかりだけど、最後の方で読むことができる章もある。その他+文化の章として、気候変動がマヤ・クメール・インカの文明の盛衰にいかに関与したかや、縄文土器での調理法についてなど、歴史っぽい話しが載っている。、

文明の盛衰は木の生育が鍵となるので、気候の問題はとても重要。日本や韓国での木と文明の話しは、司馬遼太郎なども書いているしいくつか読んだこともあるが、マヤやインカの事例は初だったので、興味深かった。

 

しかし、科学というのは陽子や電子といった極小のものが変わると極大の世界が変わるという仕組みなのだなと、とつくづく。。

ミノフスキー粒子っていうのも、そのうち本当にできるんだろうか?