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耽典籍:下衆くたっていいんだもん、西武なら。『「西武」堤一族支配の崩壊』広岡友紀(さくら舎)

下衆い。

でも自称セゾンの末裔などといっている身からすると、その腐臭にも憧憬を感じてしまう。

 

『「西武」堤一族支配の崩壊』広岡友紀(さくら舎)。

「西武」堤一族支配の崩壊 ?真実はこうだった!

「西武」堤一族支配の崩壊 ?真実はこうだった!

 

西武/セゾングループの栄枯盛衰から再生のもがきを、 堤義明さんを中心に、堤家の人々、西武/セゾンの人々、各企業、社会の波紋として描いている。

 

ま~かなりワイドショーっぽい。

初代・堤康次郎さんから義明さんが家督を相続した過程のこととか、堤兄弟の確執とか、西武崩壊後、後藤高志さんのグループ掌握と義明さんとの関係とか・・・。

 

なので、ビジネスの本というより現代史絵巻として楽しめばいいんじゃないかな。

 

へぇ~、と思ったのは、義明さんと後藤さんを引き合わせたのは西武百貨店(即ちセゾン側)の和田繁明さんだった、というネタ。

和田さんという人も、セゾングループ内でいろいろあった方なので。。

 

あと、堤猶二さんのホテル経営能力を高かったとしているところ。西武/セゾンの決定的亀裂はホテル(インターコンチネンタル)と聞かされていたので、興味深かった。

 

まぁ、あんまり学びとかは無い本だったんだけど、、、面白いっちゃ面白かった。ワイドショー的に。。。

 

僕はセゾン出の人間として、西武鉄道内でも仕事をしたけれど、兄弟グループでありながら色合いは確かに違って、その相違も書かれていた。

清二さんのセゾンはイノベーティブ気質だったけど、西武は直立不動上意下達気質が2010年代でも残っていた、と思う。そこらへん、高卒者を採用して染め上げ、ブレーンは置かない体質だったので、危機に弱かった、とある。

 

・・・ノーコメント。

 

どーでもいいながら、辻井喬の文学って、良いと思わないんですよね、ケレンがきつくて。いろいろあっても経営者としての清二さんはカッコイイと思ってるんですが。