人身売買と性的搾取のグローバルとローカルについて:ネパールのこと

  •  ネパールにおける人身売買のお話を聞いてきました

     

    残念ながら、人身売買や性的搾取・売買春の構造は、ネパールでもフィリピンでもカンボジアでも日本でもアメリカでもアフリカでも似通っていると感じます。
    これは、人身売買がグローバルマーケット化してしまい、世界中がつながって同じビジネスモデルで女性を売り買いしているからなのかな、、、と思います。

    でも基盤となる文化は異なるので、アプローチの有効性は異なる。

     

    ネパールの話を聞いて、他とは違う難しさを感じました。

    女性(母親)が仕事をして世帯収入を上げ、同時に地位も上げ、女の子を売らずに学校に行かせられるように・・というのが多くの地で有効な解決への一歩だと 思う(フェアトレードモデルとでもいうのかな?)のだけど、女性が働くこと、そして収入が入ることを是とすることが前提となる。
    その前提がぜい弱(むしろ善しとされない?)文化において、他にどのような解決への一歩があるのか、うーーん・・と思います。

     

    同時に、人身売買がグローバルマーケット化しているのなら、例えばタイの人身売買の抑止策が進んだら、傍らでネパールからの女性の供給が増えてしまったりするのだろうか。。

     

    考えてしまうことが多いですが、ネパールの一次情報を聞けてよかったです。

    http://shaktisamuha.org.np/