つながりの逆転、ファッション・レボリューション・デー。グローバル、フェアトレード、紛争鉱物、児童労働。
<4月24日はファッション・レボリューション・デー!>
http://ethicaljp.com/blog/2015/04/02/25
「紛争鉱物を知っていますか?」というと、聞いたことがないという人が多い。でも「携帯電話を持っていますか?」というと、ほとんどの人が持っている。
その携帯電話に、コンゴで採掘された紛争鉱物がつかわれている可能性があるのだというと、みなしげしげと携帯を見る。
グローバリズムって、そういうことなんじゃないかと思う。
あなたの持っている携帯電話は(もしくはTシャツは)、コンゴの鉱山に(もしくはバングラデシュの縫製工場に、インドの綿花畑に)つながっていて、そこで起きる武装勢力による搾取や児童労働や人身売買の問題の最前線が、そのあなたの携帯電話(やTシャツ)であるという、そのつながっている感。
もちろん以前から世界はつながっていて、コンゴの鉱物ははるばる日本の家電への道を辿っていたのだろうけど、それがより鮮明に、緊密に、つながるようになったし意識できるようになったというのが、グローバリゼーションの確かな一面だと思う。
2013 年4 月24 日、バングラデシュのラナ・プラザ崩落事故は、世界中の人々が嬉々として美しく着る服が、劣悪な労働環境の縫製工場に(そこで働く生命に)つながっているのだということを突き付けてくれた。
世界とつながっているのだから、その世界で悲劇はなくならないのだから、誰もが罪人でなくてはいられない。
ただ、つながっているということを自覚して、生産から消費への一方的なベクトルを少しでも逆転させようとする試みは、もっともっとできる時代だと思う。
そんなわけで、4月24日はファッション・レボリューション・デー。とても面白い試みだと思います。
僕もあとで参加してみる。