2015-09-12から1日間の記事一覧

耽典籍:好きな画家が生命の残滓で描いた一枚は面白くなかった。『「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか』中野京子(NHK出版新書)

魂を削らぬものに価値はない、ような気がしていて。 言い換えれば、生命と引き換えのものこそ美しいと思う。芸術でも、仕事でも、人生でも。 しかしこれは、僕が魂や生命を有限のものと捉えている証左だろうか。無限であれば削れないはずだ。 魂や生命を有限…